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Characters

プロフィールを開いて艦娘をタッチすると台詞が変化します。

瑞鶴(ずいかく)

“艦娘らしくない艦娘”

『私は 翔鶴型航空母艦 2番艦―― 瑞鶴 だ!』

艦娘としての“力”が無く、かつての大戦の記憶もないイレギュラーな艦娘。
その来歴から仲間に遠慮している節があるが、しばしば言いたいことを言う生来の芯の強さが見え隠れする。
気が強いけど気は小さい、頑張った分だけ自信がつくタイプ。
常識人なため、よく周囲のボケに振り回される。

意識不明の状態で漂流していたところを発見・救助されたが、その異質さ故に隔離兵舎で軟禁されていた。
様々な試験や検査の結果、艦娘に足る特徴を有していることが判明したが、艦娘が持ち合わせているはずの技能・知識は欠落していた。
その結果、国益のために彼女をどのように処遇するかで、海上自衛隊艦娘統括本部(大本営)は意見が割れることとなる。
そのような事情が取り巻く中で、彼女は周囲の者たちの視線や会話から、自分が望まれない存在であることを感じ取っていた。

「自分は何のために生まれたのだろう?」
打ちひしがれていた彼女の元に、ある晩、一人の艦娘が訪れる。
「翔鶴」と名乗るその艦娘は、「あなたを助けに来た」と告げ、彼女に衝撃的な提案を持ちかける。
それは、自分を無価値だと思い込んでいた名無しの艦娘の心を揺さぶり、彼女の瞳に道しるべとなる光を映した――。

翔鶴(しょうかく)

“革命の弓を()る者”

『――そんな怖さ、もう二度と会えない悲しみに比べたら何でもない』

(まばゆ)い白の長髪に優れたプロポーションと、浮世離れした美しさを備える艦娘。
思慮深く、剛柔を兼ね備えた才女。しかし、他人とは若干感性がズレているのが玉に(きず)

彼女が、いつも通り演習や任務をこなしていたある日のこと。
救助された謎の艦娘を対象として、大本営が日ごと実施していた検査や試験の一つに、翔鶴は偶然遭遇した。
試験監督に叱咤されているその艦娘をひと目見て、翔鶴は鞭打たれたように衝撃を受ける。
なぜならその艦娘は、自身の姉妹艦「瑞鶴」に違いなかったからだ――。

その艦娘が妹であると本能的に悟った翔鶴だったが、半ば監禁されている彼女を助けるには、高い障壁が立ちはだかっていた。
まず第一に、妹は戦う力がないばかりか、艦艇としての記憶――自分が何者なのかさえも覚えていなかったのだ。

艦娘は世界の軍事的均衡に影響を及ぼす"第四の大量破壊兵器"として、人類にとって様々な意味で扱いの難しい存在となっていた。
特に四方を海に囲まれる日本においては、核兵器を保有していないことも相まり、国防における艦娘の比重は他国以上に大きかった。そして、役に立たない艦娘に椅子を用意するほど大本営は甘い組織ではなかったのだ。

しかし、翔鶴は様々な迷いや憂いを振り切って、遠大な戦いへと身を投じることを心に決めた。
妹を遺して沈んだかつての大戦の記憶が、翔鶴の背を押したのだ。
――あんな悲しい別れはもう二度と繰り返さない、と。

川内(せんだい)

“仲間たちの架け橋”

『私たち、もう仲間じゃん』

朗らかで仲間思いな鎮守府の筆頭秘書艦。
誰とでもすぐに関係を築けるフランクさと、反感を買わずに伝えたいことを伝える社交力に秀でる。
周りの者たちの感情の機微に聡いが、必要以上に立ち入ることもしない、さっぱりした性格。
その安定感を評価され、提督からの信頼は厚い。しかし、朝には弱く、夜戦に関しては暴走しがち。
身体を動かすのが好きで、スポーツは全般的に得意。

親しみやすさの欠片もない提督と、落ちこぼれや問題児の集う鎮守府には欠かせない潤滑油として、誰からも一目置かれる存在。
しかし、彼女の昔をよく知る者に話を聞こうとすると、皆一様に生温かい笑みを浮かべてはぐらかすという。

(いかづち)

“鎮守府の母”

『瑞鶴ちゃんは無能なんかじゃないんだから!』

世話焼きで包容力が溢れる、もう一人の筆頭秘書艦。
しっかり者の第六駆逐隊の三女。
仲間たちのために心を砕き、時には叱り飛ばす姿はまさに母親。
しかし、頼られると際限なく甘やかしてしまうので、暁などは少し依存気味。
各々を繋ぐ“架け橋”となる川内に対し、誰ひとり取りこぼさない“器”となるのが彼女。
二人が日常的に秘書艦を担当しているおかげで、鎮守府の秩序と平和は保たれている。

やや直情径行なところがあり、「以前はもっとひどかった」と川内は語る。
また、謎の人脈の広さを誇っており、陰でヤンママ・コネクションと畏れられている。

(あかつき)

“純粋無垢な癒やし処”

『絶対に歩けるようになるわ! 瑞鶴ちゃんはすごく頑張ってるんだもの!』

背伸びしたがりで天真爛漫な艦娘。
今日も立派な淑女を目指して明後日の方向に進む。
子供っぽくて抜けているところも多いが、周囲の目を顧みないその正義感と行動力は、姉妹たちから密かに認められている。
瑞鶴とは全く事情が異なるものの、自身も海上歩行できるようになるまでに苦労しており、たびたび瑞鶴を励ます。

第六駆逐隊の長女(ネームシップ)だが、艦娘としての経歴的には姉妹の中で最年少。
しばしば、雷のヒモになっている“だらしねぇ”姿が目撃されている。

(ひびき)

“気ままなトリックスター”

『君は私たち第六駆逐隊の仲間―― いや、家族の一員さ』

自由奔放で鎮守府一の問題児との呼び声が高い、第六駆逐隊の次女。
鎮守府に来た理由を「上官を指浣腸で負傷(重度の切れ痔)させてしまい、左遷させられた」と、自慢げに語っている。
トリッキーな言動に周囲はよく振り回されるが、有事の際も普段と変わらぬ冷静さとマイペースさを発揮し、 いつも問題ばかり起こしていることもあって 艦隊の中でもずば抜けてトラブルに強い。

当初は Верный というロシアの艦娘だったが、日本との融和および関係強化を図って移譲された。しかしそれは建前で、何か裏があるのではないかという噂がある。

(いなずま)

“やさぐれ番長”

『机でふんぞり返って寝言を抜かす政治家は、魚雷発射管に詰めてやるのです』

強面の提督を平然と足蹴にするバイオレンスな艦娘。
細身で小さな少女には似つかわしくない、威圧的な言動と()めつけるような冷めた視線が特徴。
非常に厭世(えんせい)的で警戒心が強く、同じ艦娘であっても手放しでは信用しない。
粗暴に振る舞う反面、常識人なところもあり、迷走しがちな姉妹や仲間の舵を取ることがある。

ごく稀に、普段からは想像もつかない心優しい人格が表出することがある。
所属艦娘の中でも一際来歴に謎が多い。

古鷹(ふるたか)

“妹を失った傷心の艦娘”

『苦しくてつらいのは瑞鶴も同じ。それなのに、瑞鶴は進むことを諦めなかった――』

真面目で責任感の強い、優しい艦娘。
(くみ)しやすい女子高生だと思った痴漢を、ハイキック一発で沈めたことがある隠れ武闘派。ホラー映画を見ていて、可愛らしい悲鳴を上げながらモニターを叩き割るタイプ。
しかし、内面は繊細で、妹の加古のことをいつも気にかけていた。
その加古が戦没してからは、明るい性格が身を潜め、塞ぎ込みがちに。
落ちこぼれ鎮守府に左遷され、「全ては自分の力不足や不注意が招いた」と自分を責めるようになった。

加賀との間にわだかまりを抱えているようだが、その詳細を正しく語れる者はほとんどいない。

瑞鳳(ずいほう)

“卵焼き怪人”

『まずウチさぁ……イイ卵焼きあるんだけど……いっしょに食べりゅ?』

所属艦娘の中ではかなりの古株で、その朗らかさと独特な挙動で憩いを提供する。
鎮守府の対潜番長であり、イヨの“スカート潜り”を唯一免れている。
鎮守府弓道部員の一人で、スポーツとして弓道を嗜む同志(部員)を増やすために、卵焼きを振る舞って勧誘している。
誤解されがちな加賀の陰の理解者であり、加賀と古鷹の因縁を知る数少ない人物。

彼女の卵焼きは非常に美味で評判がある一方、奇妙な逸話も多く残っている。
ある者はそれを口にした直後から数時間、記憶が飛んだと言い、またある者は気が触れたように奇怪な行動をとった。
夕張によって彼女が作った卵焼きの抜き打ち検査が行われたが、種も仕掛けも見つからず、怪しい薬も入っていなかったという……。

飛龍(ひりゅう)

“おっとり天然お姉さん”

『また多聞丸(たもんまる)に怒られちゃうなぁ』

新潟鎮守府解体に伴い、蒼龍たちと共に移籍してきた艦娘。
柔和で親しみやすいオーラを醸し出す。
飛んでいる蝶を目で追っていて溝に落ちそうになるなど、無防備なところがある。
そのため、あまり人前に姿を現さないはずの妖精さんが、たびたび肩の上で見張員を担当している。
生活力も乏しいので、家事は蒼龍に頼り切り。見かねた怒りん坊妖精(飛龍が「多聞丸」と呼んで慕っている)から、度々お叱りを受けている。

戦闘面では仲間たちから一目置かれており、蒼龍は「平時の猫、戦時の虎」と評している。

蒼龍(そうりゅう)

“イタズラ大好きお姉さん”

『ほらほら、艦隊のアイドル! 蒼龍さんだぞ~!』

イタズラが大好きな、気さくでノリの良い艦娘。
飛龍の親友であり、お目付け役。
響やイヨ、赤城をはじめとした問題児や曲者たちとシナジーがあり、彼女たちが引き起こすイタズラやトラブルを助長しがち。
そして、提督が怒鳴りに来る頃には退避を済ませているちゃっかり者。
実は面倒見が良く生活力もあるが、そのリソースをマイペースな相方にほぼ持っていかれるためあまり目立たない。

飛龍曰く「艦爆の扱いとイタズラの天才」。

伊14(イ じゅうよん)

“妖怪スカート潜り”

『おはよう! 今日は何色?』

酒とセクハラが大好きな潜水艦。
仲間たちからは「イヨ」と呼ばれている。
隙あらば仲間のスカートの下に潜り込み、下着を覗き見ている。
その甲斐あって仲間が履いている下着は大体把握しており、付けられたあだ名は「おパンツ ソムリエ」。
鎮守府切ってのお調子者だが、いるだけで空気が明るくなる稀有な存在。
引きこもりがちな妹のことは、なんだかんだで気にかけている。

潜ることこそ彼女の生き甲斐。故に、今日も彼女は海へと飛び込む。
まだ見ぬ 絶景(パンツ) を求めて――。

皐月(さつき)

“水雷戦隊の星”

『キミ、かわいいねっ! ボクと一緒にかけっこしよう?』

瑞鳳と並ぶ古株で、勝ち気で元気なボクっ()
自分が可愛いのを棚に上げて、まわりに対して「可愛い」とよく口にする。
あどけない見た目にそぐわぬ練度の高さで、対潜・対空・輸送護衛と何でも器用にこなす。
優れた運動能力によって、カタログスペック以上の働きをする鎮守府きっての精鋭。

かつて艤装火力の乏しさと全体的な能力の低さを理由に、鎮守府へ左遷されてきたという。
鎮守府に思い入れがあるようで、自分を移籍しないよう提督にお願いしている。

夕張(ゆうばり)

“覆面マッドエンジニア”

『ヒャッハァアア! 爆発は芸術だァ!』

兵器の実験と改造が大好きな危ない艦娘。
新たな艤装の開発や性能テストに協力することを条件に、独自の兵器開発を特別に許可されている。
馬の被り物がトレードマーク。夏は蒸れるので嫌いらしい。
普段は工廠の奥に引きこもっており、滅多に人前に姿を現さない。
話してみると意外と理知的な常識人っぽく感じられるものの、たびたび狂気を感じる発言を漏らす。
特に武器を手にすると熱いパトスが抑えきれなくなるようで、過去に鎮守府の武器庫を吹っ飛ばしたことがある(雷の根回しによって事故として処理され、事なきを得た)。

伊勢(いせ)

“怠惰な居眠り剣士”

『私があの子の立場だったら……艦娘として生きたい―― 本気でそう思えるのだろうか、ってね……』

飄々として掴み所のない艦娘。
訓練や座学をすっぽかしては提督に叱られている。
当初は私室や資料室でサボタージュしていたものの、提督に追い回されるうちに手を出されない屋根の上で昼寝するように。
いつも目を閉じているので、起きているのか寝ているのか分からない。
響に都市伝説をばら撒かれたせいで、「伊勢が開眼した時は世界が滅ぶ」と暁や飛龍に信じ込まれている。

人に対して、悟りというより諦観に近い価値観を持っている。
皐月と同じく、鎮守府に何かしらの思い入れがある様子。

鳳翔(ほうしょう)

“雛の巣立ちを見守る親鳥”

『次は、あなた達の番ですよ』

仲間たちをつかず離れずの距離から見守る達観した艦娘。
軍艦「鳳翔」は日本海軍の空母の先駆けとなった艦艇で、“空母の母”とも呼ばれる。
そのためか非常に大人びており、決して強くはない性能を努力と経験で補うベテラン。
料理が趣味で、雷と一緒に厨房を手伝っている。
裁縫の苦手な艦娘が(ほつ)れた服を持ってきたり、悩みを抱える相手に晩酌しながら話に付き合ったりしており、雷は鳳翔を自分の目標として語っている。
また、鎮守府の顔となっている川内も、彼女にだけは頭が上がらない。

金剛(こんごう)

“猪突猛進のジャガーノート”

『ヘーイ提督ゥ! お昼のハグのお時間ネー!』

ハイテンションなムードメーカー。
英国仕込みのジョークと持ち前のポジティブさで周囲を明るくする、艦隊の太陽。
戦闘では、戦艦らしからぬ軽快さと勘の鋭さ、迷いのない決断力で前線を支える切り込み隊長。
その反面、座学は大の苦手で、講義中は眠気と戦っている。
性根がまっすぐなことに加え、打てば響くような反応の良さから、いつも鈴谷のオモチャにされている。

ガラの悪い男に絡まれていた所を、更にガラの悪い提督に助けられ、以来めげずにラブコールし続けている。

鈴谷(すずや)

“運動音痴な知性派パリピ”

『離島勤務が三ヶ月も延びてマジぴえん、っと』

ギャルっ気のある軽薄で気まぐれな艦娘。
運動と戦闘が苦手で、味方誤射率は堂々の一位。
しかし、ここ一番での洞察力・戦術眼が卓越しており、鎮守府の艦隊旗艦を任される。
趣味は将棋やチェス等のボードゲームと動画配信。

普段は佐渡島に臨時で設置された、北陸鎮守府が派遣した艦娘で構成される駐留艦隊の指揮にあたっている。
しかし、現地の反対運動によって国の鎮守府設置計画が滞り、佐渡島駐留艦隊が実質的に鎮守府としての機能を担うことに。
それ故、島に出向中の仲間からは冗談交じりに「鈴谷提督」と呼ばれている。

日丸(ひのまる)提督

魑魅魍魎(ちみもうりょう)が集う鎮守府の死神”

『言っただろ。テメェが無能かどうか、判断するのはテメェ自身じゃねぇ』

本名、日丸 健士(ひのまる たけし)。ヘッポコ鎮守府と揶揄される北陸鎮守府の提督。
名前とは裏腹に、人相の悪さと陰気な格好がトレードマーク。
細身に見えて格闘技経験者で、特技はフリッカージャブからのチョッピングライト。
粗暴な言動と凄みのある風貌が、問題児たちのイタズラ・セクハラ・銀蝿 etc.に対する抑止力になるかと思いきや……
破天荒な艦娘たちはお構いなしにトラブルや不祥事を起こすため、上層部からお叱りを受けては始末書を書く日々を送っている。
そのストレスのせいか胃腸が弱い。

自身も他者から忌避される側の人間であったためか、怒鳴ったり鉄拳制裁を加えたりしつつも、なんだかんだで見捨てないあたりに若干の人情味が感じられる。
元々、提督になるつもりはなかったようで、前任の提督に対する恨み節を漏らしている。

赤城(あかぎ)

“紅蓮の航空母艦”

『そんなに忠実で従順な「赤城」が欲しいなら―― 私を沈めて、艤装が使える犬でも連れて来い!』

佐世保鎮守府から出向中の慢心空母。悪ふざけと美味しいご飯が大好き。
戦歴と実力は申し分なく、自分のことを最強と言って(はばか)らない。
しかし、その不遜(ふそん)さ故に飼いならせる者がおらず、諸事情あって艦娘に寛容な火山提督のもとに居座っている。
姉御肌で後輩に対する面倒見は良いものの、癖のある性格のためにそばにいる者は振り回されがち。
腹が満たされている間だけはおとなしい。

長門の弱みを握って飯を強請(ゆす)っていたお陰で、当人から恨みを買っている。

火山(かやま)提督

“艦娘を想う若き指揮官”

『彼女たちには意志や感情がある。れっきとした人間だ!』

本名、火山(かやま)(アッシュ)。佐世保鎮守府の提督で、大本営での階級は少尉。
芯の強さと周囲の意見に耳を傾ける柔軟さを併せ持ち、ここぞという時の決断力と行動力に秀でる天然人たらし。
提督就任以前、所属艦娘たちと共に前線で戦い、彼女たちから高い支持と信頼を得た。
恋愛沙汰に関しては鈍感で、副官を務める妹から「ギャルゲー鎮守府の提督」とイジられている。

佐世保鎮守府の初代提督と副官が同時に退任を希望した際、当初、上層部は別の人間を用意していた。
しかし、辞職する前任の二人が火山たちを推挙していたことに加え、所属艦娘たちが大本営に直談判し問題に発展。
最終的に総帥の沖田がそれらを聞き入れ、提督就任に至った特異なエピソードを持つ。

加賀(かが)

“雷鳴の航空母艦”

『そこに妥協を許さないことこそ―― 遺された者の責務よ』

横須賀鎮守府から出向中の、自他共に厳しいストイックな艦娘。
赤城と並ぶ大本営の最高戦力であり、艦載機搭載数と深海棲艦撃破数で頂点に君臨する。
質実剛健で感情を表に出さず、合理的で妥協を許さない性格。
それが祟って親交のある者は少なく、本人も密かに気にしている。
仮面の下には負けず嫌いで仲間思いな一面を隠しており、一部の者のみがそれを知っている。

友人に贈られた髪留めを大切に持ち歩いており、彼女たちを失ってからは鍛錬とストイックさに拍車がかかっている。

長門(ながと)

“艦娘の中の艦娘”

『国と人々の命を守る盾となれ、か―― いいだろう。私に任せておけ』

責任感と正義感の強い、真面目で誠実な艦娘。
それ故に多くの者から信頼され、横須賀鎮守府の秘書艦として徳川提督から重用されている。
やや堅物な一面があり、赤城をはじめアクが強い者とは馬が合わない。
艦艇としての戦歴に加え、戦闘力・指揮能力いずれもトップクラスであり、大本営が“国を代表する艦娘”として正式に指名している。
聡明ではあるが、男勝りな性分もあって脳筋なところがある。

周囲には隠しているが小動物が大好きで、猫やハムスターを見るとしばしば自分を見失う。

徳川(とくがわ)提督

“叩き上げの国士”

『いざという時に力になるか分からない艦娘に、国民の命を預けるわけにはいかない』

本名、徳川(とくがわ) 家彦(いえひこ)。横須賀鎮守府の提督で、階級は中将。
実直かつ合理主義者であり、自衛隊の存在意義である「国と国民を守ること」を第一に考える。
艦娘については「限りなくヒトに近い兵器」という認識であり、艦娘と人を同列に並べる火山提督とは折り合いが悪い。

長年、海上自衛官として勤続していたところに深海棲艦が現れ、亡国の危機にあった国を現場で支え続けた。
艦娘の“力”が救国の鍵となると確信し、艦娘統括本部(大本営)発足に寄与する。
総帥の沖田とは20年以上の付き合い。

竜崎(りゅうざき)提督

“異色の天才指揮官”

『あなたのような艦娘こそ―― “艦娘の理想像” です。』

呉鎮守府の提督で、階級は大尉。
補佐として「サクヤ」と名乗る女性の侍従を連れる、ミステリアスな人物。大の甘党。
彗星の如く現れ、深海棲艦との決戦において作戦を立案し、人類の勝利に貢献する。
知謀や見識に富むが、しばしば常人には理解できない行動や思考を表に出すため、変人扱いされている。
艦娘に関する考察や実験に強い関心があり、ドイツ海軍と艦娘の交換派遣を行って、謎の解明や新しい発見を求めて独自に活動している。

着替える手間と洗濯時の乾きにくさを理由に制服を嫌っており、普段は私服を着用している。
猫背と椅子の座り方が特徴的。

???

“謎の深海棲艦”

『戦いにおいて敵を知ること。勝つために、これ以上の手があるのか?』

深海棲艦、空母ヲ級。
本能的に破壊と殺戮を繰り返す深海棲艦において、ヒトと同等の知能と感情を感じさせる奇異な存在。
人類に対して、「殺す」「壊す」といった直接的・衝動的な欲求だけでなく、「勝つ」という高次の目標を掲げている。
人類に存在をまだ認知されておらず、陰で暗躍する。